支援物資として「たまごスープ」をお届けしました。
2011年5月 9日
八戸市では震度5強の地震が襲い、1,000棟以上の建物被害、1,600世帯の床上浸水の被害がありました。八戸東洋の従業員は幸い全員無事で、建物・製造設備の大きな被害もありませんでした。しかし震災直後は停電が続き、製造ラインを動かす燃料(重油)の確保が困難な状況となってしまい製造が出来ない日が続きました。また、交通網の復旧にもしばらく時間がかかりました。
〈地震当初の八戸市内:写真提供 八戸市)
製造中に地震があったため、製造途中の商品の多くを廃棄せざるを得ない状況でした。工場に在庫していた商品は、生協の担当の方とご相談し「災害支援物資」として甚大な被災地への供給を最優先し、たまごスープ、もずくスープなど8万パック以上を被災地に出荷させて頂きました。
その後も重油の確保が不安定な中で製造を実施しました。
現在はようやく燃料確保も安定し、毎日フル生産体制となっています。
(製造中のたまごスープ)
(製造中のもずくスープ)
●工場からメッセージ
ライフラインの復旧に時間を要し、また災害支援物資としての出荷を最優先させて頂いたために、それ以外の地域の組合員さんへ商品をお届けするのが遅くなりご迷惑をおかけしましたが、現在は全商品を全国の組合員さんにお届けできる体制に戻りました。しかし八戸市内では現在も7箇所の避難所で170名以上が避難生活をしています(4月15日現在)。工場では節水・節電を心がけながら、これからも安心・安全でおいしい商品を全国の組合員さんに召し上がって頂けるよう、従業員一丸となって取り組んで参ります。
(避難所で暮らしている方のためにも節電・節水を心がけ生産します:工場長の村松さん〉