また三陸産わかめをお届けできるよう、がんばっていきます。

2011年5月 9日

株式会社志田金がつくる「産直三陸産 塩蔵わかめ」はみやぎ生協の産直わかめとして30年を超える年月、多くの組合員に愛されてきました。岩手沖の外洋で黒潮と親潮がぶつかりあうリアス式海岸の強い波にもまれ、歯ごたえが良い葉肉の厚さが生まれます

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 〈被災前の収穫や生産の様子〉

●被災状況
3月11日の震災で塩釜市にある加工場は被災してしまいました。津波が押し寄せ、漏電が原因と思われるボヤも発生しました。

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 〈塩釜市にある加工場の被災状況〉

工場だけでなく産地の被害も大きく、社長の志田さんはいったんは廃業を考えましたが、多くの方に励まされ再建を決意し、従業員フル稼働で工場の再建に取り組み、4月22日から工場を稼動し、4月28日には店頭に並べることができました。
しかし問題は、被害を受けた産地です。わかめは例年2月下旬から4月にかけて収穫しますが、今年は寒さが厳しく例年より収穫が遅れていたところに今回の震災に見舞われました。4月21日に岩手県大船渡市からわかめ原料を引き取ることができたのは、高台の冷凍倉庫に残っていた10トンのみで、みやぎ生協の店舗の販売量として数ヶ月分です。

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〈加工場の内部はもちろん外観も修復しました〉

●産地からメッセージ

わずかに残った原料から、ていねいに「産直三陸産塩蔵わかめ」を製造しました。このわかめは、リアス式海岸沿いの黒潮と親潮がぶつかりあう強い波に波にもまれ、冬場の自然環境に育まれた肉厚でコシの強いものを、最良期(3月採取)を選んで使用しています。
当面の間は、震災前は扱っていなかった乾ひじき・ふのり・戻しひじきに、中国産の湯通し塩蔵わかめなどを加工して営業を再開し、従業員の雇用を守っていきます。この仕事を始めたときの「本物のおいしいわかめを食べて欲しい」という気持ちを忘れず、また三陸産わかめをお届けできるよう、がんばっていきます。

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 〈また三陸産わかめをお届けできるよう、がんばっていきます:社長の志田さん〉