復興に取り組む生協からの声〜生協にできること〜 【第23回】コープいしかわ 陸前高田から19人の子どもたちを招待 震災支援での交流を、次世代につなげたい

2012年7月27日〜30日、コープいしかわは、岩手県陸前高田市の小学5〜6年生19人を石川県に招待し、石川県の同学年の子ども22人や、コープいしかわ組合員と一緒に交流を深めました。
きっかけは、コープいしかわが、陸前高田市でボランティア活動を行ってきたことです。今回の企画にあたっては「東日本大震災で不自由な生活を強いられている被災地の子どもが、石川県内の子どもとの交流を通して楽しいひとときを過ごし、思い出をいっぱい作ってほしい。石川県内の子どもには、相手の立場で物事を考える機会になれば」と考えたそうです。滞在期間中は、のべ20人の組合員ボランティアが参加し、運営を支えました。

とうもろこしを畑で取るのも、生で食べるのも初体験

自分で収穫したとうもろこしは、いつもよりもっとおいしい!

7月27日に陸前高田市を出発した子どもたちは、28日、石川県の子どもたちと初めて顔を合わせました。
まずはじめは、とうもろこしの収穫体験。これは、コープいしかわ本部の裏にある農園で毎年行われる「サタデーとうもろこし狩り」というイベントで、生産者の苦労話を聞いたり、良いとうもろこしの見分け方を教わるなど、「食育」を目的としたものです。とうもろこしの選び方や取り方などを農家の方から聞いた子どもたちは、畑に入り、自分で取って、その場で皮をむき、生のままで食べる体験をしました。
陸前高田市から来た濱口 木(はまぐち もく)君は、「とうもろこしを取るのも、生で食べるのも初めてでした。でも簡単に取れてチョー面白かった。生で食べても甘くておいしかった」と喜んでいました。

仲良くなった友達と食べるおいしいバーベキュー

お昼はみんなで好きなお肉を焼いてバーベキュー。住むところは違っても、すぐに仲良くなれました。

昼食はバーベキュー。みんなでたくさんの食材を焼いて食べると交流が進みます。
金沢市から参加した竹本 歩美(たけもと あゆみ)ちゃんは、「家族でバーベキューをした時よりも、友達がいっぱいいたので楽しかった。みんなとはすぐ仲良くなれたので、金沢のいいところを陸前高田の友達に教えてあげたい」と話してくれました。

能美市から参加した宮竹 祐生(みやたけ ゆうき)君は、「バーベキューは暑かったけど、仲良くなった友達とおいしく食べました。とうもろこしを取る時に、ヒゲが青いとまだ熟していなくて、茶色になっていたら取ってもいいことを初めて聞きました」と農家の方の話が特に印象に残った様子でした。

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金沢伝統の和菓子を手作り

和菓子職人さんに教わりながら、はじめての和菓子作りに真剣な子どもたち。繊細な形に戸惑いながらも、きれいな和菓子を作ることができました。

昼食後は和菓子作り体験です。金沢市内の石川県観光物産館の体験ホールで、老舗和菓子店の職人さんから作り方を教わりました。子どもたちは、真剣な表情で説明を見聞きしながら、用意されていたあんこを使って、それぞれが和菓子を完成させました。

和菓子作りは初めてという陸前高田市から来た関戸 爽(せきと さわ)ちゃんは、「これまでにやったことがなく、けっこう難しかったけれど、一通り作ることができました」と言います。金沢は茶の湯の文化が発展したことで和菓子作りが有名になったことについては知らなかったそうです。「食べてみておいしかった。家でも作りたいと思いました」と言って、自分の作った和菓子を見せてくれました。

陸前高田市から来た菅野 美月(かんの みづき)ちゃんは、「最初のとうもろこし収穫はみんなで楽しくできたし、バーベキューは遊んだり楽しみながら食べられたのでよかったです。和菓子作りも難しかったけれど楽しくできました」そして、「初めて会った子たちだったけれど、みんなと仲良くできました」と言って、石川県に来たことを喜んでいました。

これまでの交流を次世代までつなげたい

文化財指定庭園である兼六園の前での集合写真。子どもたちが笑顔で楽しんでくれた今回の企画は大成功。

小学2年生のお子さん響(ひびき)ちゃんと参加した岡野 淳子(おかの じゅんこ)さんは、ボランティアをかってでたコープいしかわの組合員の一人。これまで復興支援活動への直接参加は難しかったので、募金などの支援をしてきたと言います。
「子どもには、津波の被害に遭った大変な地域の子どもたちが来るんだよと、さりげなく話してあります。ですから、子どもなりに分かっているのかなと思います。今回は支援というと大げさですけれども、少しでも陸前高田の子どもたちの気晴らしに役立てたらいいなと思って参加しました」と話してくださいました。

組合員理事の奥迫 敦子(おくさこ あつこ)さんは、「コープいしかわでは、今年度もボランティアバスを運行していますが、被災地の状況もニーズもその都度変わります。そんな中で、どのような支援が一番求められるのかをみんなで考えた結果、これまでの交流を次世代までつなげたいという思いから、今回の子どもたちの夏休み企画を考えました。
ほとんどの子どもが石川県に来るのは初めてだと思うので、いろんな経験と交流をしてくれたらと思います。違う環境で、ほっとリフレッシュできるひとときを過ごしてくれれば嬉しいです」と、思いを語ってくださいました。
これからも、コープいしかわと陸前高田の交流は続いていきます。

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