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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2024年01月16日

ICAとJCAへ「協同組合のアイデンティティ声明に関する意見」を提出しました

 2024年1月15日、日本生協連は「協同組合のアイデンティティ声明に関する意見」を、国際協同組合同盟(ICA)および日本協同組合連携機構(JCA)へ提出しました。

 本意見の提出は、2021年12月のICAソウル大会において、「協同組合のアイデンティティ」に関する世界的な協議が提起されたことを受けたもので、国内でもJCAが全国の協同組合に対してこの協議に参加することを呼びかけ、ワークショップなどを各地で開催しています。
 日本生協連は、2023年10月に全国の組合員・役職員を対象としたワークショップを開催するとともに、11~12月に各地区の会員会議などで論議を行ってきました。
 本意見では、これらの場で出された意見を踏まえ、特に重要と思われる以下の4つの論点について、今後の協議の中で検討することを求めています。

【検討を求める4つの論点】

    • 協同組合の価値に、「平和・非暴力」を加えることを求めます。
    • 協同組合の組合員の倫理的価値に、「未来への責任」を加えることを求めます。
    • 協同組合の「職員の位置づけ」について、協同組合の原則の中で言及することを求めます。
    • 組合員の経済的参加に、「出資」とともに「利用」を位置づけ、協同組合の原則の中で言及することを求めます。

 世界から寄せられた意見はICAの諮問グループにおいて審議され、2024年のICA総会に報告されます。そこで現行の「協同組合のアイデンティティ」を改定する必要があると判断された場合には、さらなる協議が行われた後、2025年総会で採択がおこなわれることになります。