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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2023年10月23日

協同組合のアイデンティティワークショップを開催しました

 日本生協連は、「協同組合のアイデンティティワークショップ」を20231012日にオンラインで開催しました。
 本ワークショップは、国際協同組合同盟(ICA)による「協同組合のアイデンティティに関する声明」についての世界的な協議の呼びかけを受けて、日本の生協においても「協同組合のアイデンティティ」について学び、話し合うことを目的に開催されました。全国53組織から118名の組合員・役職員らが参加しました。

 「協同組合のアイデンティティ」とは、ICAが1995年に採択した「協同組合のアイデンティティに関するICA声明」を指し、協同組合の定義・価値・原則を定めたものです。これまで概ね30年程度で改定されており、この間の社会情勢の変化や気候変動問題の深刻化などを踏まえて、改めて「協同組合のアイデンティティ」について学び理解し、組織・事業・活動に活かすとともに、検証し必要があれば改定することが呼びかけられています。

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 ワークショップでは、はじめに日本生協連 国際部部長の山越昭弘から「協同組合のアイデンティティ」に関する学習講演をおこない、その後ファシリテーター 青木将幸さんの進行のもとグループディスカッションをおこないました。
 グループディスカッションでは、「協同組合のアイデンティティ」を読んで感じたこと、大切にすべきことや変えた方が良いことなどについて議論し、「平和・非暴力」「未来への責任」「環境問題」「貧困問題」「ジェンダー」「防災・減災」など幅広いテーマで活発に意見が交わされました。 
 参加者からは、「日本の生協は平和をアイデンティティとして持っていると思うので、それを盛り込んでもらいたい」「未来の社会に対して責任を持つということを協同組合の価値として位置づけるべき」「地球環境を守る取り組みを協同組合が積極的に進めなければいけない」「民主的な運営のためには、組織が大きくなっても少数派の意見を拾い上げて反映させていくことが大切」など、様々な意見が出されました。

 最後に日本生協連 常務理事の二村睦子が「アイデンティティ声明に関する議論は、自分たちらしさを自分たちで定義するという協同組合らしい取り組み。今日のワークショップを、それぞれの生協での議論、学びにつなげてほしい。」と挨拶しました。