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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2013年09月11日

アフリカの協同組合関係者の国内視察・研修を支援しました

日本生協連は、国際労働機関(ILO)駐日事務所の要請を受け、2010年度からアフリカでの協同組合の設立・発展のための人材育成支援に協力しています。

今年も、タンザニア連合共和国と南アフリカ共和国から協同組合関係者5人が来日し、2013年9月3日~10日までの1週間、東京・神奈川のさまざまな協同組合※で視察・研修を行いました。

店舗研修の様子
ユーコープ店舗での参加者の皆さん
宅配事業研修の様子
宅配センターでの様子

また、9月10日には研修の一環として、主婦会館プラザエフ(東京都千代田区)において、公開セミナーを開催しました。 このセミナーでは、各参加者が各国の協同組合の現状報告を行うとともに、今回の視察・研修を通して学んだことや、それを帰国後に事業の発展や組織運営の向上にどうつなげていくかなどについて報告しました。

発表者の1人、南アフリカ農業協同組合連合会(AFASA)から派遣されているンロボ・ンバネさん(南アフリカ全国レッドミート生産者組織 アシスタントプロジェクトマネジャー)は、今回の視察・研修について、「南アフリカでは協同組合の可能性がまだ十分に理解されていません。もう一度協同組合の原則に立ち返り、日本で学んだことを生かして農業協同組合を強化し、国の失業問題の解消に貢献したい。」と報告しました。

日本生協連は、これからもILOと協力してアフリカの協同組合を支援してまいります。

※日本労働者協同組合連合会、JAさがみ、生活協同組合ユーコープ、日本医療福祉生活協同組合連合会、株式会社農林中金総合研究所、全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)、社団法人全国労働金庫協会、日本生活協同組合連合会

<公開セミナーの発表者>

グロリア・アナクレット・マゾコ :タンザニア協同組合連合会 教育・広報マネジャー(女性)
ンゲニ・ムハメッド・サラム :タンザニア・ザンジバル生鮮野菜協同組合 マーケティング調査担当役員(女性)
ンロボ・ンバネ :南アフリカ全国レッドミート生産者組織 アシスタントプロジェクトマネジャー(男性)
ンケンケ・ムホサーナ :南アフリカ・ンカワンカ農業協同組合&クリス ハニ アグリビジネス セカンダリー協同組合会長(男性)
ミルナ・デ・ハート :南アフリカIMACサービス(協同組合開発トレーニングなど)オーナー(女性)

☆ILO駐日事務所のホームページは、こちら
☆国際労働機関(ILO)のホームページは、こちら(英語)