CAREER
STEP

キャリアステップ

  • 1年目
    関西第一支所

    日配冷食店舗担当として、関西圏コープきんき管内の会員生協店舗への営業に従事。お豆腐やおせち料理などの販促提案、商品供給調整などを担当。

  • 5年目
    関西第一支所

    畜産加工肉宅配担当へ。新規導入ハンバーグの初表紙企画では、会員生協のバイヤーや取引先と生産・供給の段取りを組み、不足や大幅な過剰を起こすことなく企画を成功に導いた。

  • 6年目
    東海支所

    北陸圏コープ北陸管内の会員生協向け営業に従事。水産・畜産・加工肉・日配・冷食の分類の販促提案、商品供給調整のほか、重点商品学習会と迎春商品供給集会なども実施。

  • 7年目
    関西支所

    加工食品・菓子・飲料を担当。一時的に人数不足だったこともあり、会員生協や組合員に迷惑をかけないようにすることを最優先に業務を推進した。

  • 8年目
    営業部

    新任FS(Field Staff=営業)の初任者研修、フォローアップ研修を担当。また公式文書調整担当として、情報発信内容の事前調整にも携わる。

  • 10年目
    営業企画部

    CO・OP商品のプロモーション案やツールの作成、キャンペーンの企画・運営等の業務を担当。商品部とFSの情報連携の向上に向けた施策運用対応なども。

日本生協連への入協動機を教えてください。

私は学生時代、自然と人間の共生を大きなテーマに、多方面からアプローチしました。卒業論文では、ダムが生態系に及ぼす影響と治水面のバランスについて研究したほか、食についても関心を抱き、農園で野菜を育て、薬膳の基礎知識を冊子にまとめるなど、幅広く学ぶ時期を過ごしました。そこで得たのは「今正しいと思われていることが、必ずしも正しいとは限らない。世の中には分からないことの方が多く、常に『なぜ?』と考える姿勢が大事」という気づきです。この考え方は、現在も私の礎となっています。
就職活動で私が軸にしたのは「人が喜ぶ」「目先の利益だけを重視しない」という私の気持ちと乖離しない働き方ができる企業選びです。利潤の追求により、消費者や生産者に負担を強いるとしたら、自分の働き方に葛藤が生まれる。それだけは避けたいと思っていました。
日本生協連は組合員の出資金を基にした組織であり、サービスの提供先と利益の還元先が同じです。どれほど利益を上げてもそれは必ず組合員へ還元される。そこには良心と業務内容との葛藤がありません。また、実家が生協に加入しており、幼い頃に生協主催の産地交流会に参加した楽しい思い出があったことも、日本生協連に好感を抱いた理由のひとつです。私自身の価値観と原体験。そのふたつの理由から日本生協連への入協を決意しました。

現在担当されている業務内容を教えてください。

営業企画部の役割は、組合員に支持される商品づくりをサポートし、できた商品の特色を組合員にわかりやすくお伝えすることです。いわばCO・OP商品のプロモーションに関わる要の部署。実際のカタログ等は各会員生協で作成するため、営業企画部では組合員・消費者への商品プロモーションプランや、商品画像、紙面表現、商品パンフレット、動画といったビジュアルコンテンツの作成を通した会員生協・支所営業担当(FS)の“後方支援”を担っています。また、効果の高かったカタログなどの全国の成功事例や、優良画像を収集して横展開するといった活動も日常的に実施。その他にも、WEBキャンペーンなど、プロモーションに繋がることであれば、あらゆる角度から創造し、挑戦しています。ときには支所の営業担当と商品部の間に立ち、双方の情報連携向上のための施策立案と運用も行っています。
私は入協以来、関西第一支所の日配冷食担当を皮切りに、長く営業畑を歩んできました。日本生協連の営業担当はFS(Field Staff)と呼ばれ、営業先は支所エリアの会員生協です。通常の営業と違うのは、会員生協と一心同体の関係にあり、一緒に組合員にとって最適な商品案内を考える点にあります。どうすれば組合員に商品の魅力を伝えることができるのか。どうすれば組合員のお役に立てるのか。現在の仕事は、私自身がFS時代に悩んだこと、困ったことを解決することにつながるものです。現場の想い、温度感を知っていることが、仕事を進めるうえで大いに役立っています。

入協時に重視していた「葛藤のない働き方」は実現していますか?

私は理系出身でマーケティングの知識はなく、入協当時は知識不足から、会員生協バイヤーに迷惑をかけることもありました。当然怒られることもあるのですが、どのバイヤーにも共通するのは「組合員へのお役立ちレベルを向上するためにどうすべきか」という意識であり、想いです。それまで「営業」=「予算達成のノルマ」という偏見を持っていたのですが、FSのめざす数字は無機質なものではなく、「お役立ち」としての指標の意味があり、葛藤なく前向きに仕事を続けられています。もちろん業務上の困難や課題は尽きませんが、入協時に大事にしていた「自分の良心との乖離」は、今日まで感じたことはありませんね。自身の業務を全うすることが「お役立ち」につながり、組合員の利益・幸福にもなるという構図がある限り、業務上の困難や課題を克服することがやりがいにもつながります。日本生協連という選択をしたことに後悔はありません。

今後の目標、チャレンジしたいことを教えてください。

まずは現部署で業務を一通り経験し確たる実力を身につけることが最優先ですが、将来的には食品商品担当に携わってみたいと考えています。かつて生協は組合員の負託を受けて正しい情報を集め、自分たちの暮らしを良くするべくメーカーとも協力しながら活動を大きくしてきました。現在はインターネットで情報を簡単に手に入れられますが、一方で情報の氾濫により何が正しい情報かが分かりにくくなっていると感じます。そのため、生協が正しい客観的な情報を集め、組合員に伝えていく重要性は変わらずあると感じています。
同時に、安心安全な食品を提供し続けるために、今後は今まで以上に生産者との関係性の向上を進める必要があると感じています。またグローバル化の進展により、原料や食品工場も海外に置かれるケースが増えてきました。そうした状況で安定調達、供給できる体制維持も重要になっています。
正確な情報提供、生産者との関係性向上、そして商品の安定提供。商品事業ではそうした課題にチャレンジしたいと考えています。そして数々の経験を積んだ後、組織推進を担う運営側も携わりたい。それは今後の長期的な目標です。

1DAY
SCHEDULE

1日のスケジュール

  • 9:30
    出勤またはテレワーク開始

    TO DOリストの確認・整理。メールチェック。

  • 10:00
    成功事例ピックアップ

    全国チラシ紙面チェックし好事例を収集。

  • 11:30
    FSへの発信

    好事例を横展開するために好事例の画像取得を依頼。FSへ情報発信。

  • 12:00
    昼食

    プラザ内のお弁当屋さんで。

  • 13:00
    商品部と打ち合わせ

    プロモーション案検討のため、商品情報や原料確保量をヒアリング。

  • 14:00
    プロモーション企画案・ツールや画像の作成

    会員生協紙面で使用する商品画像、店舗POP案、商品プロモーション企画書の作成。

  • 16:00
    市場状況ヒアリング

    画像撮影会社などから市場情報の収集。

  • 17:00
    内部問い合わせ処理

    各部署から来る問い合わせを調べて返答。

  • 18:30
    退勤