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水産資源の保全に向けて、
“顔の見えるエビ”づくりに邁進。

平野 路子

CHALLENGER

平野 路子

商品本部 水産部 水産2グループ
グループマネージャー
1994年新卒入協

平野 路子
平野 路子

まざまな業務に
挑戦し続けた23年間

平野 路子

社会を良くする仕事がしたいという思いと、全国の会員生協、組合員と展開するダイナミックな仕事に憧れ、入協を決めました。それから23年間、本当にさまざまな仕事を経験させてもらいました。最初の配属先となった共済本部加入者サービスセンターでは、共済金の支払い業務を担当。3年目からは、共済開発部で新商品を開発。当時、日本生協連とコープ共済連は同じ組織でした。その後、内閣府国民生活局(現、消費者庁)へ出向し、国民生活白書の作成に携わります。帰任後は政策企画部で、「男女共同参画」「社会保障」「食育」といった課題に対する会員生協の取り組みをサポートしました。2007年からは営業本部にて、コープ商品の営業部隊を戦略面でバックアップ。2010年には、会員生協と連携して宅配用のチラシを制作する編集グループが日本生協連の支所に初めて誕生し、マネージャーに。2014年からは、新たに発足した戦略商品の開発担当部隊、その2年後には、冷凍エビフライを中心とした輸入水産加工品の開発を一手に引き受ける商品本部水産部水産2グループへ。そこで「大きなご馳走えびフライ」という冷凍食品を開発。高価格帯にもかかわらず1年で人気商品となり、新しいチャレンジで事業貢献を果たしました。

るで商社でありメーカーであり流通。
そんなビジネスです。

平野 路子

私が所属する水産2グループは、商品本部の中でもちょっと特殊です。というのも他の商品開発は、メーカーなどと連携することが多いのですが、私たちのグループは直接、東南アジアの水産加工会社と交渉し、原料となるえびの養殖産地も訪問し、年間を通じて安定した品質の商品を調達する取り引きを行います。レシピの開発から、それこそ現地工場での衛生管理や加工処理に関する教育や指導、出荷前の検品結果の確認、会員生協の販売計画の打合せまで手掛けます。この仕事では月の半分を現地工場で作業することもあります。工場は取引先ではありますが、ともに良いCO・OP商品を造ろうと努力する同僚ともいえます。もちろん、天災や事故などによる原材料の高騰、為替変動リスクにも自分たちで対応しなければなりません。また、すべての業務が数字に直結していて、全国の会員生協の、水産加工品の売上にコミットしなければならないというプレッシャーもあります。それでも、川上から川下まですべてを自分たちの裁量で進められるところに、この仕事の大きなやりがいがあります。このグループを前任者から引き継ぎ、グループマネージャーとなった現在は、海外の工場よりも全国の大手会員生協を訪問する仕事が増えました。企画の段階から完成するまでの間に様々な組合員の意見や要望を聞き、商品案に反映させ、 最終的には販売計画について決めていきます。その売り上げは年間約40億円。えび1尾の価格は極めて安いものですが、それだけ多くの組合員の食卓で食べられていると考えると、美味しさと品質への信頼をこれからも大切にしていかなければと思います。

平野 路子
平野 路子
平野 路子

やるべきことは、
まだまだある

緑の線
平野 路子

境に配慮した
エビの養殖へのチャレンジを開始。

平野 路子

いま、世界中で水産資源が枯渇しています。MSC認証をはじめ、持続的で環境負荷の少ない漁業への関心も世界中で高まっています。ところがエビは養殖。計画的に生産できる食べ物です。環境的な側面から言えば、積極的に召し上がってほしい食品とも言えます。そのために私たちが取り組んでいるのは“顔の見えるエビ”づくり。現地でエビの養殖を生業とするファーマーさんが、より環境に配慮したエビの養殖に取り組むためのサポートを、工場と一緒になって検討をしています。例えば、例えば、養殖池を拡大した面積にあわせてマングローブの植樹を行ったり、海が汚染しないようにするにはどうしたらいいか、データを収集して最適な養殖方法を自分たちでコントロールできるよう支援したり、最新の排水処理の研究を行ったり。組合員の代表として、私たちがしっかり現地とコミュニケーションしています。つまり、コープの冷凍エビフライを食べることは、水産資源の保全になり、環境配慮型のエビ養殖を応援することにもつながるということ。そういう次元にまで、輸入水産加工品の開発業務をぜひ高めていきたいです。

その他職員