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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2012年12月20日

「牛海綿状脳症(BSE)発生国からの牛肉等の輸入に関する措置の見直し(案)」に関する意見書を厚生労働省に提出しました

日本生協連は、2012年12月19日、厚生労働省がパブリックコメントを募集している「牛海綿状脳症(BSE)発生国からの牛肉等の輸入に関する措置の見直し(案)」に関する意見書を提出しました。

<日本生協連の意見の概要>

1.月齢制限および特定危険部位(SRM)の範囲の見直しについて
食品安全委員会のリスク評価に基づき、輸入に関する措置を見直し案のように変更することについては、現時点での科学的な知見に基づく検討の結果として理解できます。

2.リスク評価の前提となるリスク管理措置の確認・検証について
今後、歯列検査による月齢判定の妥当性を検証することを含め、海外でリスク管理措置が適切に実行され、リスク評価の前提となる事項が担保されているかどうかの検証を継続的に行い、その結果を国民および食品安全委員会に報告するべきであると考えます。

3.丁寧なリスクコミュニケーションの実施について
消費者にはリスクの変動やそれに伴う対策見直しの妥当性などの情報が十分に伝わっておらず、かつ海外における実際の管理措置に対する疑念から、多くの不安の声が出されています。消費者の不安に丁寧に応えていくためのリスクコミュニケーションの充実を求めます。

4.非定型BSEに関する情報の収集や対応の検討について
今後は食品安全委員会や農林水産省と連携しつつ、非定型BSEに重点を置いた情報の収集、リスク評価およびリスクの程度や必要性に応じた対応の検討に取り組むよう要望します。

☆日本生協連が厚生労働省に提出した意見書は、こちら(PDF:167KB)